Milky Bear



「お母さん、俺もう寝るねー」
中学生が眠りにつくにはまだ少し早い時間だったが、特にする事もなかったのでベッドでゴロゴロしていようと思い、和雄は居間にいる母に声をかけた。
「あら、もう寝るの? 歯磨きはしたの?」
「うん、したよー。おやすみなさい」
「はい、おやすみ」
ちゃんと寝る前の挨拶をしてから、和雄は自分の部屋に戻った。
ベッドに体を横たえると、手を伸ばして枕元に置いてある写真立てを取る。
写真には、ニッコリ微笑んでいる恋人のが写っていた。
2人は別々の学校に通っていて毎日会う事が出来ないので、お互いに写真を取ってそれを部屋に飾っているのだ。
もおやすみv」
そう言って和雄は写真の中のにキスをした。
写真を飾るようになってから、写真にキスして寝るのが習慣になっている。
いつもはすぐに写真立てを枕元に戻し、布団を被って寝てしまうのだが、今夜はそのまま写真を眺め続けていた。
…最近会ってないから淋しいよ。早くテスト終わらないかな」
和雄は脳に少し障害があって養護学校に通っている為テストとは無縁だったが、の学校は中間テストの真っ最中だった。
週に2〜3回はの家に遊びに行っている和雄だったが、和雄が来るとが勉強に手がつかなくなるので、テスト開始1週間前からテスト終了日までは二人が会う事をの母に禁じられていた。
も和雄に会えなくなるのは淋しかったが、テストで赤点を取ってしまうのはさすがにマズいし、普段心置きなく和雄と遊ぶ為にその言いつけを守っていた。
和雄は最後までゴネていたが
「会えない分、テストが終わったら和雄の好きなお菓子たくさん作ってあげるからね。テストが終わればお泊りもOKになるから、エッチな事もたくさんしようね」
に宥められて、渋々承諾したのだ。
がテスト終わったら、どんなお菓子作って貰おうかなー。まずホットケーキに…プリンも食べたいなぁ。クッキーとケーキも食べたいし…全部作ってくれるかな」
の作るお菓子の味を思い出し、ウットリとした表情になる。
「それに…エッチな事もたくさんしたい…」
そう口にすると、自分でも顔がかぁっと熱くなるのが分かった。
何だか下半身がムズムズしてくる。
「あ…どうしよう。チ×チ×おっきくなってきちゃった」
エッチな事を考えていれば自然とそうなる訳で、和雄のパジャマの股の部分は少し膨らんでいた。
「そうだ。オナニーしよう。と会えない時は自分でしてガマンしなきゃ」
和雄は一度ベッドから下りて部屋のドアの鍵をかけると、再びベッドに入って仰向けに体を横たえた。
ズボンの上から股間に触れてみると、パジャマでなかったら苦しくて堪らないだろうと思われる程、そこは既に硬く大きく膨らんでいた。
ズボンの上からでも十分気持ち良かったが、直接触れてもっと気持ち良くなりたいという欲求が湧き上がってきて、和雄はズボンと下着を一気に膝までずり下ろした。
反り返った、和雄の可愛らしい顔からは想像もつかない程大きな雄根が外気に晒される。
「うわ…すっごいおっきくなっちゃってる…」
上着の裾を胸の辺りまで捲り上げ、今までにないくらい大きくなってしまった自分の雄根を驚きの表情で見つめた。
自分の雄根を見つめたままそっと手を伸ばし、がいつもしてくれるようにゆっくりと雄根を扱き始める。

和雄は性知識が殆どと言っていい程なかったので、セックスの時はがリードする形になっていた。
二人で下着だけの姿になってベッドに体を横たえていると、の手が和雄の股間に伸びてくる。
始めは下着の上から揉むように、ゆっくり優しく愛撫された。
「んっ…あ…」
「凄いねぇ。パンツの上から触ってるのに、和雄のココ、すっごく熱くなってるのが分かるよ」
耳元でそう囁き、時々耳をペロリと舐めると和雄の体がビクン、と跳ねる。
「中はどうなってるのかな?」
「ひゃぅっ…」
の手が下着の中に滑り込んできて、和雄の雄根を直に捕らえた。
「もうカチカチになってる…先っぽはヌルヌルしてるし、すぐにでも挿れられそう」
「挿れたいよぅ…」
手だけで焦らされるのが辛くなってきたのか、和雄は目を潤ませながら懇願した。
「ダーメ。1回出してからね」
は体を起こすと、和雄の下着を剥ぎ取るように脱がせた。
「いつ見ても和雄のオチ×チ×はおっきいね」
熱い視線を雄根に注がれると、それだけでゾクゾクと感じてしまう。
軽く舌舐めずりすると、はヒクヒクと震える雄根にむしゃぶりついた。


「あっ……ぅんっ…」
にしゃぶって貰っている時の事を思い出しながら、和雄は根元から先端にかけて、少し早めに手を動かした。
先端からは先走りが滲み出てきて、和雄のまだピンク色の亀頭を濡らしていく。
「ヌルヌル出てきた…ハッ…ぁ…」
指に先走りを絡めて扱くと、の舌で舐めて貰っているような感覚に陥り、どんどん高まっていく。
「ホントは…ぅ…にペロペロして欲しいよぉ…」

の口技はなかなかのモノで、自分の手でするよりもずっと気持ち良かった。
サオだけでなく袋の方も唾液でベトベトになるまでしゃぶられて、根元から先端まで触れるか触れないかの微妙なタッチで舌が何度も往復する。
先端の裏側は舌先で強めにグリグリと弄られ、唇をつけてちゅっ、ちゅっと何度も吸われると頭の中が真っ白になりそうだった。
和雄の限界が近付いてきた頃合を見計って、雄根をすっぽりと口の中に包み込むと、唇で雄根を扱くように頭を上下させる。
こうなったら、後は熱いコンデンスミルクのような牡液を放つまで、ひたすら攻め立てられ続ける。


「ふぁ…あっ、あ……」
いつの間にか、和雄は手だけでなく腰も無意識に動かしていた。
「ダメ…も、出る…出るぅ…セーエキ出ちゃうっ!」
大きな声を出してしまわないように上着の裾を口に咥えて、しっかりと雄根を握り直すと、先走りでベトベトになった手で激しく雄根を扱き上げた。
「う…ん…くっ…ふぅ…んんんーっ!!」
和雄の体が弓形に仰け反った瞬間、半開きになっていた先端の切れ込みから白い粘液が勢い良く飛び出し、放射線を描いた。
と会えなくなってから一度も触れていなかった所為か、射精の勢いはすぐには衰えず、和雄の胸を何度も汚した。
久し振りの快楽に頭の中が真っ白になった和雄は軽く失神してしまったようで、大の字になりビクン、ビクンと痙攣していた。
しばらくして意識を取り戻し、呼吸が落ち着いてきてから、そっと枕元に手を伸ばしてティッシュを数枚取ると、シーツの上に牡液を零さぬように後始末をした。
「やっぱり1回出しただけじゃ、チ×チ×治まんない…」
大きさは先程よりも1回り小さくなっているが、先端は天を仰いだままだった。
「もっかいしちゃおっかな」
牡液を拭き取ったティッシュをゴミ箱に放り投げると、和雄はペタン、とベッドの上に腰を下ろし、今度は座ったままの体勢で雄根を扱き始めた。
少し弄っただけで、和雄の雄根はすぐに元の硬さと大きさを取り戻してくる。
も…俺と会えなくて淋しい時は…あっ…自分でしてるのかな…」

「ほら…見て、和雄。私のココ、こんなにヌルヌルになっちゃってる」
は和雄の目の前で星柄の下着を脱ぐと、ベッドの上に腰を下ろしてよく見えるようにM字型に足を開いた。
少し開きかけているピンク色の秘裂は、の言う通りヌルヌルに濡れて光っている。
「女の子もね、コーフンするとヌルヌルがいっぱい出てくるんだよ」
「触ってみてもいい?」
「いいよ…」
和雄の手を取り、自らの股間へと導く。
「わぁ…ホントにヌルヌルだ…それにすっごく熱いよ」
「うん…和雄の事考えてると、いつもこんなになっちゃって、自分で弄ってるんだ。でも、今日は和雄がいっぱい弄ってね」


「今頃…もお布団の中で、俺が触ってあげた時の事思い出して自分でしてるかな…、会いたいよぉ…ホントはと一緒に気持ちいい事したいよ…」
の秘裂を触った時の感触を思い出しながら手の動きを早めていく。
ふと顔を上げると、ベッドの片隅に置いてあったクマのぬいぐるみが目に入った。
抱える程大きなぬいぐるみで、元々はの物だったが和雄が何故か気に入ってしまい、おねだりして譲って貰ったのだ。
と名前をつけて、時々抱っこして眠るくらいのお気に入りだ。
そのが、和雄に向かって足を開いているように感じられ、の姿とダブって見えた。
和雄は軽く雄根を扱きながらの股間に顔を近付けると、舌を出してペロリと舐めた。
の秘部はこんなに毛むくじゃらではないけれど、の秘裂を舐めている気分だけでも味わいたかった。
のヌルヌルのお股もペロペロしてあげたい…そうすれば、も気持ちいいって喜んでくれるから」
に見立て、和雄は愛撫を続けた。
股の部分が唾液でベトベトになってしまったが、そんな事も気にならないくらい一心不乱に舐め続けた。
の体が傾き、仰向けに倒れてしまう。

「和雄…もう和雄のが欲しい…挿れて」
強い刺激が欲しくて耐えられなくなったは仰向けに横たわると、和雄が挿入しやすいように足を抱えて開き、腰を浮かせた。
ヒクヒク蠢く秘裂も、そのすぐ下の褐色の窄まりも、全部和雄から丸見えになっていたが、恥らう余裕はもうなかった。
「挿れるトコ、もう分かるよね?」
「うん…」
和雄は左手での足を押さえると、右手は雄根に添えて先端を膣口に当てがった。
「あぁ…早く和雄のオチ×チ×でズプズプされたい…」


当たり前だがには挿れる場所がなかったので、股の部分に雄根を擦り付けてみた。
「あぁっ…」
唾液で毛が濡れていた事もあり、手で扱くのとはまた違った快感が和雄の体を駆け抜ける。
和雄はそのままに覆い被さると、の股に雄根を擦り付けるように腰を動かし始めた。
の熱く、柔らかく締め付けてくる膣内に比べたら全然物足りなかったが、今までの普通のオナニーでは得られなかった快感に、和雄は夢中になって腰を振った。
「んっ…ん…っ…」
の頭を抱き締めるようにし、強めに雄根を押し付ける。
奥の方を攻められるとが我を忘れて悶えていたのを思い出し、グリグリと腰を動かした。
「あ、また…また出そう…」
再び襲ってきた吐精感に、和雄は身震いする。
腰を動かしている内に、サオ全体よりも皮が捲れて剥き出しになった先端の方が刺激を受けやすいと本能で知り、先端を重点的に擦り付けた。
少しヒリヒリしたが、それさえも今の和雄にとっては快感だった。
…イクッ! イクよぉっ…」
下半身の方で何かが弾けたような衝撃を受け、和雄はの体に顔を埋め、声を押し殺した。
先端からは、二度目とは思えない程の量と勢いで牡液が放出され、の股や胸辺りを白く染めていった。
「ハァッ…ハッ…また、いっぱい出ちゃった…を…俺のセーエキで汚しちゃった…ごめんね」
ブルブルッと体を震わせながら全てを放出し終えると、和雄はうわ言のようにそう呟き、ぐったりとの上に倒れ込み、そのまま意識を手離した。

数日後、テストが終わったは一度家に戻る時間も惜しくて、学校帰りにそのまま和雄の家に立ち寄った。
和雄もちょうど帰って来ている時間だし、和雄の母は夜遅くまで仕事だったので好都合だった。
「和雄ー! 会いたかったよー!!」
部屋に入るなりは和雄に抱き付き、そのままベッドの上に押し倒した。
「俺も、にすっごくすっごく会いたかったよー」
和雄もしがみつくようにの体を抱き締めてくる。
「これからまたしばらくはいっぱい会えるね」
「うんv」
「待ちきれなくて学校からすぐに来ちゃったから、お菓子は明日作ってあげるね。その代わり、今日はいっぱいエッチしよv」
「うん、するするー」
二人でじゃれ合いながらキスしたり、体を触り合う。
そうしている内に、以前自分があげた大きなクマのぬいぐるみが目に入った。
何故か胸と股の辺りだけが毛羽立っている。
「ちょっと和雄、あんた使って何やってたのー?」
にじっと見つめられ、和雄は気まずそうに視線を逸らした。
「な、何にもしてないよ?」
「ウソ。何にもしてなかったらお股のトコだけこんなに痛んだりしないでしょ? 正直に言わないと帰っちゃうよ?」
「それはヤダー。あのね…その…チ×チ×擦り付けたら気持ち良くて…止められなくなっちゃった」
「人があげたぬいぐるみでオナニーしちゃったんだ。和雄って悪い子」
「………ごめんなさい」
和雄がシュンとしてしまったので、は慌てて和雄を抱き締め、優しく頭を撫でてあげた。
「オナニーしてる時、どんな事考えてたの?」
と…エッチしてる時の事」
「ホント?」
「うん…やっぱりとする方が気持ちいいなって思ったよ。だから、早くに会いたかった」
「私も…」
和雄の手を握ると、はそのまま自分の股間へと導いた。
「和雄に会えない間、和雄の事考えながらずっとココ弄ってたんだよ」
少し下着の上から触れさせた後、和雄の手を掴んだまま下着の中に手を滑り込ませる。
熱くヌルヌルとした感触が指から伝わってきた。
、何かいつもよりヌルヌル凄いよ?」
「だって、久し振りに和雄に触れられたから…じゃこんなにならないよ?」
「うん…早くこのヌルヌルしたトコに、俺のチ×チ×ズプズプしたい」
「私だって…和雄のおっきいのでうんとめちゃくちゃにして欲しい…でも、もうちょっと触りっこしてからね」
「分かった。俺もに触って欲しいし、ペロペロもして欲しい」
「それじゃ、洋服がシワにならない内に二人で裸んぼになろうねv」
「はーいv」

この後、二人は和雄の母が帰ってくる時間まで、想像の中ではない、リアルの互いをたっぷりと堪能したのだった。

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この作品は、「発情期。(裏夢 50のお題)」用に考えたネタなんですが、お題の「1人H」は大抵の人が「主人公の1人H」と解釈すると思われるのに、男キャラの方にさせるトコが私らしいと言うか何と言うか…(苦笑)
いや、主人公の1人Hネタもなくはないんだけどね。
ぬいぐるみに擦り付けて、というネタは、以前雑誌か何かでそういうやり方でしてる女の子もいる、というのを読んでそれを元に書いたんですが、冷静に考えてみると中学生男子がクマのぬいぐるみでオナニーするのってちょっとキモいですね。スミマセン(汗)
和雄は可愛いから、キモくないかもしれないですが…
今回は和雄の一人Hがメインのお話なので、主人公とのHシーンは細かく書きませんでした。
物足りなく感じた方もいるかもしれませんが、一人Hしてる最中だから詳細までは思い出さないかなー、と思って。
途中何箇所か回想が入ってますが、どれも繋がってる訳じゃないですし。
一人Hする上で、その時連想した事とかいいトコ取りしていたと思って下さると嬉しいです。
私は男キャラの一人Hネタって好きなんでこういう話は萌えるんですが、人によっては「オカズにされるのキモい!」って思う人もいるかもですね。
一人でも多く萌えて下さった方がいたらいいんですが…
クマのぬいぐるみを使っての一人Hなので、背景写真もクマのぬいぐるみを使用したかったんですが、なかなかイメージ通りのがなくて焦りました。
今使ってるのも、実は私の脳内で考えてたぬいぐるみとちょっと色が違うので(クマのデフォルトの名前は『ココア』なんで、色もココア色のが良かったんです)、その辺がちょっと残念かも。
あ、ココアなのに「Milky Bear」なのはミルク(精液)塗れのクマって事で(苦笑)



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