Animal Life 1 −ウサ耳シンジ編−



ここは動物耳少年が住む町。
その町のとある家を覗いてみると…

「んっ…んん…」
「ん…」
ウサ耳シンジと犬耳弘樹が、先程から濃厚なキスを繰り返していた。
二人が舌を絡ませる度に、ピチャピチャと淫猥な音が静かな部屋に響き渡る。
シンジはベッドの上に腰掛けている弘樹に向かい合うようにして、弘樹の膝の上に腰を下ろしている。
シャツと下着とくつ下しか身に付けていないシンジは、弘樹の首に両腕を回し、弘樹の唇を貪っている。
身に付けているシャツは既に片方の肩がはだけていた。
一方弘樹は、きっちり学ランを着込んでいて、先程からしつこいくらいに自分の舌に絡まってくるシンジの舌を受け止めていた。
「ふう…」
二人が唇を離すと、唇の間に唾液の糸がキラリと光った。
「今日は随分大胆なんだな。部屋に入った途端に抱きついてくるんだから」
「だって…最近弘樹、ちっとも遊びに来てくれなかったじゃん。俺、淋しくてさ…」
そう言ってシンジは再び弘樹の首に両腕を回し、唇を重ねて来た。
弘樹の唇を割って、シンジの舌が侵入してくる。
弘樹はシンジの舌の動きに応えながら、その細い腰をギュッと抱き締める。
舌の動きはそのままで、弘樹はシンジのシャツの裾を捲り上げると、ピンクの丸いしっぽをそっと手の平で包み込んだ。
弘樹がしっぽを優しく揉み始めると、シンジは体をビクッと震わせ舌の動きを鈍くさせる。
片手でしっぽを揉みながら、空いている方の手を下着にかけた。
シンジは弘樹がやろうとしている事が分かったのか、少しだけ腰を持ち上げる。
すると、弘樹は手早くシンジから下着を脱がせて、そのまま床に放り投げた。
下着を放り投げた弘樹の手が、今度はシンジのペニスを包み込む。
「んっ!」
「シンジ…濡れてるよ?」
「うん…今日弘樹が来るって聞いてから、ずっとソコ、熱くて…」
弘樹に耳元で囁かれ、シンジは頬を赤く染めながら言った。
「ごめんな…構ってやれなくて。お詫びに今日はいいモノ持ってきたんだ」
「えっ? なになに?」
「これ」
そう言って弘樹が取り出した物は、一本のニンジンだった。
「何だよそれ〜。俺を食べ物でごまかそうってのか? それに俺、ウサギだけどニンジンより焼きうどんの方が好きなんだよ」
「でも、シンジの下のお口はニンジンの方が好きなんじゃないかな」
ニヤリと笑う弘樹を見て、シンジの背中に悪寒が走った。
「ま、まさか…弘樹、それ…」
「シンジの下のお口で食べて貰おうと思って持ってきたんだ。食べてくれるよな?」
「なっ!? そ、そんなの入る訳ねーだろっ!」
シンジは慌てて弘樹の膝の上から逃げ出すが、足首を掴まれ、そのままベッドの上に俯せに倒れてしまう。
「シンジなら入るだろ。お前エッチだもんな」
「や、止めろって!」
「大丈夫、唾液で濡らしてから入れるから…」
弘樹が舌を出してニンジンの細くなっている方をペロペロと舐め始めると、本気で自分にニンジンを挿入しようとしていると悟ったシンジは、
ジタバタと必死に暴れて何とか逃げようとする。
「シンジ、好き嫌いはいけないな」
「ひゃっ!」
アヌスにニンジンの先端が当てがわれると、シンジは体を硬くした。
「たくさん食べろよ」
「やっ…あああっ!」
弘樹はそのままシンジの中にニンジンをズプズプと挿入していく。
ニンジンが自分の中に入ってくる感覚に耐え切れず、シンジはシーツをギュッと掴んで悲鳴を上げた。
「何だよ、入らないとか言って。さすがに全部はムリだけど、3分の2は中に入ってるぞ。いやらしいケツの穴だな」
「や…あっ…動かしちゃ…やだぁ…」
弘樹がゆっくりとニンジンを出し挿れし始めると、シンジはシーツを掴んでいる手に再び力を込めた。
「や、じゃないだろ? ケツの穴にニンジン突っ込まれて感じてるクセに」
「感じてなんか…あ…ん…」
言葉とは裏腹に、弘樹の言う通りシンジは感じ始めていた。
ニンジンが出入りする度に、シンジの口から甘い吐息が漏れる。
「シンジは俺よりニンジンの方がいいみたいだな。このままニンジンでイクか?」
「え…ダ、ダメェ…弘樹のが…いい…」
「俺の、何がニンジンよりいいの?」
「弘樹の…チ×コの方がいいよぉ…ちゃんと弘樹のチ×コでイキたいよぉ…」
「しょうがないな…ちょっと待って」
弘樹は自分もシャツとくつ下だけになると、自分のペニスをシンジの目の前に差し出した。
「これがいいのか?」
「これ…これがいい…」
シンジは起き上がると、弘樹のペニスをパクッと口にくわえた。
「んっ…シンジ、そんなにがっつくなよ…」
「だって、久し振りの弘樹のチ×コ…こうやってペロペロしたかったんだv」
両手で弘樹のペニスを掴み直し、上から下へと頬擦りするように舌を這わせ始めた。
「う…シンジ…俺も、久し振りのお前の口…すごくいいよ…」
弘樹は、本当においしそうに自分のペニスに舌を這わせるシンジの頭を、愛しそうに優しく撫でた。
「弘樹の…何かいつもよりおっきい…成長した?」
シンジの一言に、思わずプッと吹き出してしまう弘樹。
「何だよ、笑うなよ〜。だって、ホントにすっごくおっきいんだもん」
「ごめんごめん…お前と会えなかった間、全然してないからかな。俺、溜まってるかもしれない」
「そっか…それじゃ俺、弘樹に壊れるくらいされちゃうかも…」
頬を赤らめながら、モジモジと指先で弘樹のペニスをグリグリいじるシンジ。
「シンジがそう望むなら、壊れるくらいしてあげるよ?」
「ちょっと…恐いな…」
そう言いつつも、ニッコリと笑いながらシンジは弘樹に軽く口付けた。
弘樹はそのままシンジを抱き寄せニンジンを抜いてやると、先程と同じ様に自分の膝の上に座らせようとしたが、
何か妙な感じがして窓の方へ視線を向けた。
道を一本挟んだ向かいの家の窓に人影が見える。
よく目を凝らして見てみると、その家に住むネコ耳桐山くんがじーっとこちらを見つめていたのだった。
「弘樹? どうした?」
急に動きの止まった弘樹を不思議に思い、シンジは弘樹のシャツの裾を引っ張って、弘樹の意識を自分へと戻す。
「あ…いや…そうだ、シンジ。悪いけど逆向きになってくれないか?」
「え? 逆? それだと弘樹に抱きつけないから嫌だな…」
「その代わり、俺がお前をいっぱい抱き締めてやるから」
「ならいいよ。変な弘樹…」
シンジが窓に向かうように向きを変えると、弘樹は逃がさない、といった感じにシンジの腰をギュッと抱き締めた。
「わ…い、痛てーよ弘樹…」
「シンジ、窓の外見てみろ」
「へ? 外に何かあるのかよ…」
「桐山がこっち見てる」
「!? お、俺、カーテン引くっ!!」
シンジも桐山の姿を見付け、慌てて弘樹の膝の上から下りようとする。
しかし、弘樹はそれを許さなかった。
「何考えてんだよっ! 俺達見られてんだぞっ!?」
「いいじゃないか。見たいヤツには見させておけばいい。それに、桐山なら大丈夫だろ」
「ヤダヤダッ! 弘樹、離せよっ!!」
「こら…暴れるなっ」
「んぁっ!?」
自分の腕の中から逃れようと必死に暴れるシンジを大人しくさせる為、弘樹はシンジのピンク色の耳に軽く噛みついた。
「そこダメッ…あ…」
弘樹が耳のラインに沿って甘噛みしていくと、シンジは急に大人しくなってプルプル震え始めた。
「相変わらず弱いんだな、耳…」
「ズルイ…弘樹、そんなトコ…んっ…」
「シンジ、可愛いよ…」
「ふぇぇぇ…」
片方の耳を指で擽るように愛撫され、もう片方の耳を強弱をつけて甘噛みされて、シンジは涙目になっていた。
シンジの体から力がすっかり抜けたのを感じ取り、弘樹は自分のペニスをシンジのアヌスに当てがい、一気に挿入した。
「やぁっ!」
「すんなりと入ったぞ。いやらしい体だな、シンジは」
「そんな風にしたの…誰だよっ…」
「そういう事いうんだ…じゃあ、どっちがいやらしいか、後で桐山に聞いてみようか」
「あ…」
桐山に見られているという事を思い出したシンジは、慌てて両手で股間を隠す。
「隠したら見えないだろ」
弘樹はシンジの両腕を背中に回し、その両手首を片手で掴む。
そして、もう片方の手でシンジの太腿を押さえ付け、足を閉じられないようにする。
「ヤ、ヤダ…恥ずかしい…ああっ!」
いきなり動き出した弘樹の刺激に、シンジはビクッと体をのけ反らせた。
「あっ…や…弘樹…」
いくら向かいの家とはいえ距離はあるのだから、セックスしている事はバレていても、細部までは見えていないハズなのだ。
そう思っていても、桐山に向かって足を思いきり開かされ、シンジは恥ずかしさで頭がいっぱいだった。
「ん…弘樹の…バカ…変態…」
「よく言うよ、そんなにチ×チ×勃起させて。見られて感じてるお前の方が変態だ」
「そんな…俺…感じてなんかっ…うっ…」
「ムリするなよ。いつもみたいに乱れてみろ、ホラ…」
「やぁっ…ハァ…あん…」
弘樹が腰の動きを早めると、シンジは桐山に見られている事も忘れ、口の端から涎を垂らし自らも動き始めた。
「ひろ…きぃ…ん…」
「自分からそんなに腰振って…ホントにいやらしいな」
逃げる心配がなくなったとみて、弘樹はシンジの手首を離し、代わりにシンジの両足首を掴んで、更に足を開かせた。
「あっ…こんな格好…ヤダァ…」
「イクとこ…桐山によく見てもらえ…」
「ヤダ…見られちゃう…んっ…弘樹のチ×コでイカされちゃうトコ…桐山に見られちゃう…」
そう言いつつも、シンジは足を閉じようとはしなかった。
もう絶頂が近いのだろう。
そこまで考えている余裕がシンジにはないようだった。
「ホラ…イッていいよ、シンジ」
「あっ…あんっ…もう…イク…ん…ひ…ひろ…き…ひろきぃ! イクッ!!」
シンジが叫んだと同時に、シンジのペニスの切れ込みから勢い良く白濁色の液体が飛び出した。
それは窓に飛び散って、白い線を何本も作っていた。
「シンジ…ううっ!」
シンジのアヌスでペニスをギュウウッと締め付けられ、弘樹もまたシンジの中に精液を注ぎ込んだ。
弘樹が落ち着きを取り戻しても、シンジの方はまだぐったりとしたままだった。
シンジの中からペニスを引き抜き、そっとベッドの上に横たわらせると、弘樹は窓の方をチラリと見た。
桐山はまだこちらへ視線を向けていた。
弘樹は立ち上がり、窓に飛び散ったシンジの精液をティッシュで拭き取ると、もう一度桐山の方を見てカーテンを閉めた。
「さて…壊れるくらいにしてあげるって言ったよな、シンジ」
虚ろな目でアヌスからシーツにダラダラと精液を垂れ流しながら、未だにぐったりしているシンジを見て、弘樹は軽く唇の端を上げた。

ウサ耳シンジ編 END

ネコ耳桐山くん編に続く…

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ウサ耳シンジ君のゲームをやった事ない人にはさっぱり分からない内容ですね(苦笑)
この小説は捧げ物なのですが、捧げ先の楼眞さんが管理されているRagDollが休止中で、復活後もバトロワコンテンツはCG数点残して縮小されるそうで、テキストコンテンツが残るかどうか分からないので、一応ウチで掲載しました。
私、杉三は好きでも嫌いでもないんですが、書こうと思ったきっかけはこのペットゲームの、シンジ君の好感度が高い時だけ見れる杉三画像を見て、何かこう来るモノがあったんですよ(笑)
で、ウサ耳シンジ君設定で杉三エロが書きたくなって、即行で書いたという…
これを書くまでは、杉村のやおいって何か想像出来なくて(ノーマルなイメージが強いので)、杉三やおい設定がなかったんですが、
これを書くにあたって考えている内に、ウチの杉村は「普段は大人しいが、えっちの時は性格が豹変するタイプ」となってしまいました。
ニンジン突っ込んじゃってるし(苦笑)
「シンジ」「弘樹」と呼び合ってますが、あくまでもこれはペットゲームの世界のお話という事で、実際と異なる部分が多々ありますがご了承下さい(笑)



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